旬の食材 - 季節の美味しさを愉しむ

かぼちゃ

かぼちゃ

主流は全体に凹凸のない西洋かぼちゃで、ホクホクとして甘味が強く、皮の色が黒っぽく中心から放射状に深い切れ込みがあるのが日本かぼちゃです。本来、6月~8月(夏)が旬の野菜ですが、北から南と縦長の日本列島では、周年の出荷があります。しかし、物量の少ない冬・春場においては、メキシコ・ニュージーランド・ニューカレドニア等の輸入物により年間通じて市場に出回っております。

選び方

・身が詰まっていて、ずっしりと重みがあり、色の濃いもの。
・皮の表面がゴツゴツしていて、つやがなく、爪が立たないくらい堅いもの。
・ヘタの周りが窪んでいるものは完熟している証拠。
・カットされているものは、果肉の部分が厚く、黄色が濃いものがよい。完熟したものはタネがふくらんでいる。
・ヘタに水気が残っている場合は、カラカラに乾くまで保存してから食べると熟しておいしくなる。

栄養

かぼちゃは、カロリーが高く、ビタミンやミネラルが豊富で、栄養価の高い野菜です。かぼちゃに多く含まれるビタミンには、ビタミンC、E、βカロテン(ビタミンA)などがあります。ビタミンC、Eは、体に害のある活性酸素を抑える働きがあり、老化の進行や生活習慣病、ガンなどを予防する栄養成分です。(ビタミンEは、別名「若返りのビタミン」とも呼ばれています。)βカロテン(ビタミンA)は、皮膚や粘膜を保護したり、眼の機能を正常に保ち、疲れ眼や夜盲症を、改善する効能があります。また、かぼちゃには食物繊維も多く、便通を良くしたり血圧の急激な上昇を、防ぐ働きがある栄養成分です。

保存方法

・カットしてあるものは、種とワタからいたむので、スプーンですくいとり、乾燥しないようにきっちりラップして冷蔵庫へ。(1週間以内ぐらいがよい)
・丸ごとなら、保存がきくので、冷暗所で2~3ヶ月はもつ。
・冷凍する場合は、1個を4つ割りにして種とわたをとり、電子レンジで加熱するか、蒸して、さめてから一口大に切って、冷凍します。
旬の食材バックナンバーを見る