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アスパラガス

アスパラガス

グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスがありますが、ホワイトアスパラガスは収穫前に土をかぶせて軟化栽培したもの。春から初夏にかけてが旬(5月)

選び方

・穂先がかたくしまっているもの。
・茎が太く、まっすぐのび、緑色が濃く、ツヤがあるもの。
・茎の切り口に変色がなく、乾燥していないもの。
・細い品種のものは別として、あまり細くないほうがよい。

栄養

アスパラガスは、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、Eなどの栄養が豊富に含まれ、美容によいということで、女性に人気がある野菜です。アスパラガスのβカロテン(ビタミンA)は、皮膚や粘膜を健康に保ち、美肌効果がある他、眼の機能を正常に保ち、夜盲症(とりめ)を予防する効能がある栄養です。ビタミンCは、肌のくすみやシミの原因である、メラニン色素ができるのを抑えたり、コラーゲンの合成を助ける働きもあり、ハリのある健康的な肌には欠かせない栄養です。また、免疫力をアップして、ガンや生活習慣病を予防する効能もあります。ビタミンEは、血液中のコレステロールを減らし、血行を良くして、女性ホルモンのバランスを整え、生殖機能を保護する効能があります。また、女性に多い冷え性や肩こり、生理痛、不妊などを改善する働きもあり、別名「若返りのビタミン」とも呼ばれています。アスパラガスには、これらのビタミンの他にも、「アスパラギン酸」と「ルチン」という栄養成分が含まれています。アスパラギン酸は、新陳代謝を活発にして、たんぱく質の合成を助けて、美肌効果や疲労回復などの効能があります。また、ルチンは”蕎麦(そば)”にも含まれている栄養成分で、毛細血管を丈夫にして、出血しやすい人や動脈硬化、高血圧の人に効果があります。

保存方法

束のままだと蒸れてしまうので、輪ゴムなどで束ねてあるのははずします。 乾燥しやすい野菜なので、ぬらした新聞紙にくるみラップに包んで冷蔵庫へ。
横にして保存すると、上に伸びようとして穂先が曲がってしまうので、立てて保存。古くなると堅くなるので、早めに使い切るほうがよい。(2~3日ぐらい)
堅めに茹でて、さましてから冷凍保存もできます。
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