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ピーマン

ピーマン

赤ピーマンは緑色のピーマンが完熟したもので、赤ピーマンの方がカロチンやビタミンCが豊富。6月~8月(夏)が旬になりますが、鹿児島・宮崎・高知と温暖な気候を利用しハウス栽培で出荷されており、周年で出荷されている野菜になります。

選び方

・色が濃くて、ハリ、ツヤがあり、肉厚のもの。
・斑点や傷がないもの。
・ヘタがピンとしていて、切り口の鮮度がよいもの。
・曲がりや、へこみは味に変わりはないが、同じ大きさなら重いもののほうがよい。

栄養

ピーマンはビタミン豊富な野菜です。1個におよそ80mgのビタミンCが含まれています。これはレモンと同等かそれ以上!ビタミンCはメラニン色素を分解する働きがあるので、夏の日焼け対策に十分摂りたい栄養ですね。加熱に弱いビタミンCですが、ピーマンに含まれているビタミンCは熱にも強いんです。これはビタミンPが一緒に含まれているからで、PはCを熱や酸化から守ってくれます。だから炒めたりしても十分ビタミンCが摂れるんです。また、ピーマンに含まれるビタミンAは、油で調理することで吸収率がアップします。ピーマンの肉詰めや、炒め物など、肉料理によく使われるのは、美味しいだけじゃなくて栄養価が高まる調理法だからだったのです。ビタミンAは体の粘膜部分を強化し、抵抗力をつけてくれます。風邪の予防にも効果大です。ピーマンの緑色のもとである葉緑素(クロロフィル)はコレステロールが血管に付着するのを防ぎ、体外に排出するのを助ける働きがあります。また、ビタミンPが毛細血管の壁を丈夫にしてくれるので、高血圧、動脈硬化などこわ~い病気の予防にもなります。

保存方法

・水気があるといたみやすいので、水気をしっかりふき取って、ポリ袋に入れて冷蔵庫へ。
・冷凍する時は縦半分に切って、種を除き、かために茹でて冷凍用の袋に入れます。1ヶ月くらいはもちます。
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