旬の食材 - 季節の美味しさを愉しむ

かぶ

かぶ

10月~12月(晩秋~冬)が旬になります。10月頃から秋もののおいしいかぶが出回ります。
聖護院かぶは10~12月、赤かぶは11~12月頃。

選び方

・玉子より少し大きめで、白くてツヤがあるもの。
・葉の緑色が濃く、シャキッとしていて、枯れていないもの。
・茎にしっかりとした堅さがあるもの。

栄養

カブは、実は白い根の部分よりも葉の部分に豊富な栄養が集まっています。ビタミンA、B1、B2、C、ミネラルのカルシウムや鉄、さらに食物繊維もたっぷりと、根の部分よりはるかに多くの成分が含まれているので、これを捨てずに上手に利用しましょう。それぞれの栄養素の役割は、ビタミンAが皮膚や粘膜の健康を保ち、抵抗力を強化します。ビタミンB1とビタミンB2は糖質、脂質の代謝に体を元気にし、ビタミンCには美肌や免疫強化をはじめ、ビタミンAと合わせての高い抗酸化力が期待できます。一方、ミネラルのカルシウム・鉄は骨の強化と貧血予防に効果があり、食物繊維には便通を良くして体内の有害物やコレステロールを排出する働きがあります。
薬効:がん 胃潰瘍・胃炎 便秘 風邪 骨粗鬆症

保存方法

買ったらすぐに、葉を切り落とし、別々に保存する。葉がついたままだと、根の水分を葉が吸い上げてしまい、かぶのうまみがなくなったり、すができることがあります。根はラップをして冷蔵庫へ。葉は茹でて、冷蔵か冷凍庫へ。
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