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ごぼう

ごぼう

11月~1月(晩秋~冬)が旬ですが。
5月頃には細めの新ごぼうが出回ります。6月~7月が新ごぼうの旬になります。

選び方

・泥つきのもの。
・洗いごぼうは鮮度が落ちやすい。
・太さが均一で、太すぎないもの。
・ひげ根が少なく、コブがないもの。
・適度な湿り気があるもの。
・ひび割れたものは避ける。

栄養

ごぼうには、ビタミンB群やビタミンEなどがある程度含まれていますが、一番よく知られている栄養として食物繊維があり、ミネラルも比較的豊富です。食物繊維と聞くと、便秘解消が思い浮かびますが、ごぼうの食物繊維は、水分を大量に吸収して、便を軟らかくし便通を良くする栄養成分です。
その他にも、次のような効能があります。
・体に有益な腸内の善玉菌を増やして、ビタミンB群やビタミンKなどの栄養を合成する働き
・腸からの糖分の吸収をゆるやかにして、血糖値の急激な上昇を防いだり、糖尿病を予防
・体内の余分なナトリウム(塩分)やコレステロール、老廃物を排出
・ガンの予防(特に大腸がん)や、動脈硬化の予防など
食物繊維は、たんぱく質やビタミン、ミネラルのように腸から吸収されて働く栄養ではなく、体のエネルギーになることもありません。しかし、研究が進むにつれていろいろな効能が確認されています。
※ごぼうには、最近注目されている「ポリフェノール」が、多く含まれていることがわかっています。ポリフェノールは、体に有害な活性酸素を分解して、老化や生活習慣病を、予防する栄養成分です。

保存方法

買ったときに、すでにきれいに洗ってあるごぼうは、湿らせた新聞紙で包み、保存袋に入れて野菜庫で保存します。泥が付いたごぼうの場合は、ごぼうの頭を少し出して、土に埋めておくと長期保存ができ、栄養も保たれます。乾燥に弱いので、風通しの良いところには置かないようにしましょう。
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